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漫画家の実録魚屋物語 行徳魚屋浪漫 スーパーバイトJ 2巻

前回の感想更新に引き続き実録モノの漫画です。
ここ数年週刊少年チャンピオンでギャグ漫画を発表してきたものの、なかなか紙面で定着しなかった沼田順先生。
「流行りの日記漫画で」と一念発起、1年以上続く連載となり初の2巻発売となったのが今作。

漫画家の日記漫画ですが、漫画家としてよりスーパーの鮮魚部でのバイトする日々にスポットが当てられています。
「魚屋さんあるある」もありますが、着眼点の細かさや独特さから「魚屋ならではだな」という印象はあまりないです。「築地魚河岸三代目(一応ウィキペディアにリンク)」のような職業もの漫画という面は薄いです。「作者の独特な視点」でみた魚屋バイト生活という認識で良いと思います。
独特さのなかで際立っているのが、パートのおばちゃんをやたら可愛く描いてるということ。
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この漫画のヒロイン、パートのササキさん(右)コジマさん(左)。『おばさんなのになぜだかかわいい』(第1巻第1話より)と言われており、作者や職場の主任より年上で旦那さんもいるなどの色んな情報から察するに結構妙齢であるとは思います。
もちろん、可愛いから可愛く描いているのでしょうが、この描き方はまるで女学生のよう。やたらキャピキャピしてるし、作者はそれにわりとガッツリ「萌えてる」所を描くのですよ。人妻相手に。
これ、自分にも心当たりあって、「年上のパートさんのいる職場で唯一の若いバイトの男」ポジションだと、こっちが年下ということで結構優しくしてくれるし、他の社員より近い立場の男手なので頼ってくれたりで、そういうのにグっと来てしまうものなんですよ。女の人って年を取られても気持ち的な若さって健在なんですよねってのも凄くわかってしまいます。作者より後輩で年上なパートの女性・ミツイシさんもいて、彼女もまた可愛らしく描かれているのですが、2人よりは若干距離感のある描かれ方をしています。これは、比較的若くて独身に対する意識してしまう気持ちがあるんじゃないでしょうか、恋愛対象として意識するのでなく、対象「足りえる」ので不必要にギクシャクしてしまう。人妻=恋愛に発展することがありえない存在だからこそ安心して萌えられるという説を提唱。というか僕の実体験だこりゃ。
そんな可愛いパートさん以上の可愛さを誇るのが、職場の上司、主任のイナゲさん(♂)。
厳しい上司として描かれているのですが、時折見せる「魚ラブエピソード」が普段とのギャップも合わさり愛嬌抜群なのです。仕入れた魚の味を褒められればテレちゃうし、「かっこいいから」という理由で売れそうもないウミウシを仕入れるなど生きてる魚を採算度外視で売り場を飾ったりてしまったり、普段の真面目な仕事人間ぶりからは考えられないくらい魚に関してはタガを外してしまう人。
年上のせいか強く出れないパートさんたちや、言うことを聞かない新人バイトに振り回されたり愛嬌があるなぁと。
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顔芸…!この人主人公だったら三代目みたいな濃い魚屋エピソード出てくるだろうなぁ。もっとも、薄さというか妙な着眼点なのが今作の魅力ですが。
漫画関連のエピソードもあります。ペン先を作っているゼブラ工場に行ったり、カーレースに参加したイカ娘チームに同行したり、サイン会イベントに客として参加したり。チャンピオンが紙面でアピールしたい・読者が知りたいイベントを漫画にするという便利屋ポジションも担っているのです。マガジンでいうところの「もうしま」ですか。
ちょっとクドくて、可愛らしくて、丁寧な絵柄はルポ漫画に適していると思います。コントチックなテンションと登場人物を愛嬌たっぷりに描くのが気を引くポイント。
漫画関連のエピソードで一番好きなのが、同じくチャンピオン作家の西森茂政先生とのエピソード。仲良くなるためにまず「くん付け」で呼びたい、でもできないで大の大人が悩むわけですよ。で、バイト先の同僚にも相談してとった方法が「キャッチボールをしながら仲を深める」。仕事のアシに来ている人に。なんかシュール。
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そしてこの爽やかスマイル。

作者にとって今までで一番の手応えを感じている作品であろうし、末永く続いてくれることを期待していますが、出来れば今作をきっかけに今まで以上に作品を発表してくれたら嬉しいとも思って、そうなったらこの漫画は存続の危機なんですよね。日記モノ描ける漫画家は需要があるし他のテーマで他紙でも連載ということも十分あっておかしくはないと思います。また、以前のような日記モノではないギャグ漫画もまたみたいとも。読者の欲はキリがないですが、作者がどういう方向に進むにしろこれからも作品を楽しませてもらえれば嬉しいです。
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沼田純「行徳魚屋浪漫 スーパーバイトJ」2巻は、声優・イカ娘・グラドル・漫画家と盛り沢山。そしてやっぱり、パートさん達が可愛さ大漁旗。 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

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