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今月のギャグマンガ日和、日米漫画の次元を悪魔合体させた異端作


第281幕「アメリカンヒーロー」。

互いに大学受験を控えている友人茂信が突如「アメリカンヒーローになりたい」と言い出し受験勉強をやめた。
アメリカンヒーローなんてなれるわけ無いだろうと茂信を説得する健一。しかし、茂信は徐々にアメリカンヒーローっぽい存在になっていく…
というのが大体のあらすじ。
トンチンカンな夢にむかって暴走する奴とそれを突っ込む奴、というギャグマンガ日和お馴染みのパターン。「アメコミ」という題材は新鮮でした。「SPWAKK!」といったアメコミっぽい擬音、日本の漫画キャラから見れば異様に映る濃い顔、ヒーローっぽいけどチープな格好、横書きになるセリフ…と、題材を活かしたネタが詰め込められているのはさすがの出来。
しかし、今回の話はいつものギャグマンガ日和とは一線を画していました。「日本漫画キャラとアメコミキャラのやり取り」が、徐々にカオスを増していき、漫画表現の一つの異端を生み出した、と言える領域まで足を突っ込んでいきます。
Image0033.jpg

アメコミは左側から読み…
日本の漫画は右側から読む


説明しても伝わりにくいと思うので例としてこの4コマ。

Image0034.jpg

実際に見てもひと目見ただけでは理解し難いやも知れません。
これ、日本漫画サイドは右上→左上→右下→左下という流れで話が進んでいるのに、アメコミサイドは左上→右上→左下→右下と進んでいるのですよ。

なので、アメコミサイドの1コマ目=左上で対処法を提案して了承を得たにもかかわらず、2コマ目ではついさっき了承を得たはずの対処法が通じず3コマ目でイライラするという流れになり、
また、日本サイドの3コマ目=右下で提案された対処法を具体的に試してみたにもかかわらず4コマ目で何故かイライラされ戸惑う、という流れになります。

うーんこの会話の亜空間。

終盤3ページ、この会話の亜空間キャチボールは圧巻の一言。読めば読むほど意味がわからなくなって逆から読み返してアハ体験。
「噛みあわなさ、意図の伝わらなさからくるやるせない空気」は今までのギャグマンガ日和でも度々描かれた定番ネタ。ですが今回、一歩踏み込んで、「違う次元の者同士のコンタクト」というSFチックなメタフィクションかましてますよ。これ、「コブラ」であった視覚と聴覚を入れ替えたバトルと同レベルの表現実験だと思うのですよ。テセラックですよテセラック。度胸星の続編を夢見続けるわけですよ。すいません話がずれました。


比較的オーソドックスなギャグ漫画である今作が、連載10年以上を経てこの意欲作。さすがです。
ちなみに本場のアメコミヒーローにはギャグ漫画もびっくりの変態がいるらしいです。恐るべし、アメコミ。
犬溶接マン(翻訳:海法紀光氏) - Togetter
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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

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