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僕だけがいない街 1巻

三部けい作、ヤングエース連載。
発売してからちょっとたってから手をとったわけですが、これはクリーンヒットでした。

作品にみなぎる緊張感、重い空気にビシビシ当てられました。

主人公藤沼悟28歳、漫画家かつフリーター。「時を巻き戻せる」という特殊な能力を持っています。その時身近にいる誰かに危機が迫った時、意図せぬ形で時が巻き戻る。危機を知った彼はそれを防ごうとする。防げるまで巻き戻りは繰り返されます。
他人を救って満足感を得られるほどの正義感に溢れてはいないけど、見ず知らずにできるほど冷酷でもない。危ない事件事故に首を突っ込んでは割を食ってしまう。「再上映(リバイバル)」と呼ぶこの能力は、彼を幸せにしていません。フィクション世界では最強能力の1つと扱われる力を持っているのに、彼の心にあるのは無力感、猜疑心、後悔…静かに染み込んでいる負の感情が淡々と生々しく描かれています。

漫画家としてのデビューは出来た、けれど先の見えない現状。バイト先で上司や後輩から慕われている、でも距離をとりたくてそっけない態度。久々に会った母に対しても、疎ましく思ってしまう。捉え用次第では充実してなくもない、けれど、そう捉えられないのはそうでないのと同義なんだなと。

負の思考にとらわれるのは幼少のトラウマからでしょうか。幼少期に身近に起きたある連続殺人事件。それが彼の心に今も深く根ざしています。事件は断片的に語られ全容はまだ見えません。彼しか知らないこと、母が知っていたこと、誰にも知られていない事実。蓋をしてきた記憶に再び向かい合おうとした最中、過去は現在に亡霊のように現れてきます。
制御できぬ能力は、彼をあの頃・事件の会った18年前に連れて行きます。18年で得た知識と能力で、事件の真実を暴けるのか、解決に導けるのか。はたまた更に残酷な真実にたどり着いてしまうのでしょうか。


超能力で万事問題解決、な爽快感ではなく、この先もまとわりつくであろう空気は悲壮感でしょうか。失ってしまった大切なものを取り戻す時間の旅。まだ単行本は1巻が出たのみですが、今後にかなり期待しています。
そのスピードで 三部けい『僕だけがいない街』

平成の世にタイムリープものがはやるのは、あの時代にかえりたがる心性ゆえか。

ただ本作は、虚脱した魂にトドメをささんと殺気みなぎる点で、おもむきを異とする。

正直どうでもいい [漫画]トラウマに立ち向かうループ・ミステリー『僕だけがいない街』1巻
「僕だけがいない街」第1巻 不可思議な能力をもつ悟。彼に襲い掛かる、過去の因縁…… : 3階の者だ!!
マンガとかラノベ等の感想ブログ 母親を大切にしたくなる!?J('ー`)し「僕だけがいない街」1巻 感想
僕だけがいない街 1巻 読了 - 「がちょーん」 - Yahoo!ブログ
朝日新聞デジタル:(コミック)『僕だけがいない街(1)』 三部けい作 - ニュース
三部けい/僕だけがいない街1巻 「時を戻し今を変える!超感覚サスペンス!!」 - アキバBlog
コミックナタリー - 三部けい3冊同時発売、「‪魍魎の揺りかご‬」最終巻など
時間が巻き戻るサスペンス漫画「僕だけがいない街」が好評 :にゅーあきばどっとこむ
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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

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