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狂気の氷スタンド使い ペット・ショップ

一般的に漫画などでの「氷使い」=クールキャラ、という印象があるかと思います。
ジョジョの奇妙な冒険にそれは当てはまりません。それどころか正反対。
ジョジョ世界における氷使いは、凶暴、狂気、殺意、そういった激情を前面に押し出してくるイメージです。

具体的に例を上げれば、3部のスタンド使いの鷹、ペットショップと5部の暗殺チームのギアッチョ、この2人の作中での存在感ってダブるのですよ。
ギアッチョについての記事を書くつもりだったのですが、とりあえずその前にペットショップについて軽く触れておきたいです。

3部って他と違って「基本的に主人公サイドが強い」のですよ。
DIOという宿敵を倒すために日本からエジプトに向かい、その道中でDIOの刺客であるスタンド使いが現れるというのが基本的な流れ。
主人公の空条承太郎は基本的にタイマン常勝ですし、他のメンツも猛者揃い。
真っ向勝負を挑む敵もいるのですが、大概は結構な余裕を持って倒されてしまう。そこで刺客たちは、隙を突くわけです。人形型スタンドを部屋に潜り込ませ、また夢の中で攻撃し、もしくは小さなスタンドで体内に侵入するのです。
吸血鬼やら柱の男やら、圧倒的な力を持つ超常の生物に対して主人公サイドが知恵と勇気で挑む、というかつての図式ではなくなり、今まで虚を突いてたのが突かれる立場に変わったのです。
相手の能力や策略で思わぬ境地に陥りながら、最後には承太郎たちは正面からビッシっと撃破する、という、「お約束」的構成なのです。

それを崩し、かつての「圧倒的な力量にゴリ押しされる恐怖」を再臨させたのがペットショップではと思うのですよ。

旅の最終目的地、エジプトの、DIOの住む館。その門番がペットショップ。
屋敷に近づく者を即座に抹殺するその姿は、対峙したイギーが「殺りく追跡機械」と名付けるほど。
Image0066_20131208232339f1f.jpg
イギーは承太郎一行の中で唯一の犬のスタンド使い。打倒DIOを掲げる他のメンバーと違い、なんとなくで付いてきたようなものでやる気もないです。ひょんなことからペットショップの攻撃対象になってしまうのですが、イギー側はなんとか厄介事を避けようと及び腰な態度なわけです。
ところがペットショップは、そんなことお構いなしに不穏分子を執拗に追跡します。
「鷹」という自身のスペックを活かした移動、周りを凍結させて足止めし、氷の塊で爆撃するその熾烈さ。これまでの敵スタンド使いになかったシンプルで圧倒的なパワーを感じさせました。
そしてその際の表情やジェスチャーの圧迫感。
Image0067_20131208232340e21.jpg
「動物が故の話の通じなさ」と「動物とは思えない狂気じみた執着」が煮詰まった不気味さがあります。
ゲスであったり、どこか愛嬌があったり、間抜けだったりな、これまでの「薄い」敵とは違い、7部の言葉を使うなら「漆黒の意思」をもって相手を追い詰める凄みがありました。

ペットショップを何とか退けたものの、満身創痍となったイギー。今承太郎たちがいるのが最終目的地であり、これから先の敵・戦闘は今までとはレベルの違う過酷なものになるのだろうということを印象づけたのです。そしてその印象は、その後の敵によって証明されます。結末に向けて物語を加速させる役目をペットショップは担ったのでした。

ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産HD Ver.
コチラの格闘ゲームでは、作中のペット・ショップのあの圧迫感が見事に再現されてます。再現されすぎててゲームバランスが…とも言われているらしいですが大事なのはキャラへの愛。
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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

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