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クール教信者・新都社投稿時代の代表作 ビーチボーイリバーサイド

さて、旦那が何を言っているかわからない件にプロトタイプといえる作品があるという話は前回しました。
メインキャラである旦那カオル 新ジャンル「回転寿司屋のバイトのVIPPER」に出ていたキャラ。
では、他のキャラはどうなんだろうとなった時、作者のインタビューで語られていました。

友人キャラを誰か出そうとしたときに、適当に過去作から引っ張りました。

第40回 クール教信者先生インタビュー【旦那が何を言っているかわからない件/小森さんは断れない!etc……】 | 東京マンガラボ

その過去作とはなんだろうと色々読んでみて行き着いたのがピーチボーイリバーサイド
2008年からウェブコミックサイト新都社で連載開始され現在未完の本作。これが結構なスケールなんですよ。

まず物語のスケールがデカい。
人類に仇なす存在・鬼に狙われた国の姫と、鬼を倒す能力を持つ少年の出会いから始まり、
鬼の脅威に立ち向かいながら「人と異業種との和解・共存」を目指し少女が旅をする物語。
冒険譚であり異能力バトルアクションでありお色気要素もありと、ファンタジー漫画のツボを抑えていますが、
個人制作故の自由さからか、無軌道な展開の連続で、物語は進むごとにどんどんカオスに
種族間対立だけでも難しい問題なのですが、それだけにとどまらず。
亜人・魔女・鬼神・天使・魔王・神その他、世界のパワーバランスを崩すレベルの存在がバシバシ出て物語に絡みまくり、
膨大な年数と規模で絡んだ因縁・運命・意思の糸が、まるで無軌道に飛び回り、これを強引なまでの腕力でまとめ上げ、
謎が明かされる度に世界の像が見えてくるその感覚はグッとくるし、疲れるし、圧倒されるし、わけわからないです
本筋から離れて挿入される過剰なサービスシーンやサイドストーリーとして展開されるサブキャラのエピソード、
セルフスピンオフなどの「遊んでる感」もいかにも個人制作っぽい感じであり中々に高カロリー。

この無軌道さも魅力に感じるほど本作に読み込んでしまうのは、作品の軸がしっかりと固まっているから。
人と鬼。種としての対立と個人的復讐心。差別意識と相互理解。個人と国家・組織。
相対する価値観でぶつかり傷つけ血を流しながら、それぞれが信じる道を進む、物語のダイナミズムにグッときます。

物語のスケールがでかいだけあって、物理的な分量も膨大。
最初は1話10ページほどだったんですが、途中から1話50~100ページ位になって。それが現在90話。
全体だと3000~5000ページくらいかな?少なくとも単行本換算15巻分位は最低あるのです。
ラフな絵柄なのが殆どとはいえ、個人制作でこれは凄いですわ。

ちなみに新都社投稿作品、これだけじゃないです。
新都社裏サイト - クール教信者
多数の作品リンクあり。現在の商業連載8作の量産力はこの時代から既に培われていたのですね。

さて、ここまでは前説なわけでして。
今回の記事は、あくまでピーチボーイリバーサイドのキャラが旦那~に流用されている、というのが要旨。
そちらの話に移りましょう。

そもそもクール教信者の作品は、回転寿司→旦那だけに留まらず、
各作品の世界観・キャラが共通しているものが多いです。
作者のツイートでもそれ提示されていました。



新都社作品も商業誌作品も、時間軸が近かったり学校が同じだったりと同じ世界観であることが伺えます。
その中で、「46億年前」と浮いてる作品が一つ、それがピーチボーイリバーサイド。
要するにパラレルワールド。キャラは同じだけど世界観は違うってやつです。

カオルの友人、樹瀬リノとその夫は、その代表例でしょう。
ジュセリノ

ホーソン

この2人の由来は、ピーチボーイ~での主要登場人物。
リノは、鬼を統べる存在・鬼神の1人、面神鬼ジュセリノ
幼い外見と心に、鬼としての凶暴で強大な力を持つアンバランスな少女。
望は、主人公一行の騎士、ホーソン
超常的な能力を持つ一行の中の唯一の凡人。だからこそか、一人の大人としての言動が時に周りを動かします。

本来対立する立場にありながら、ひょんなことから仲良くなった2人。
ホーソンに恋心を抱いたジュセリノは、彼のためにも人との共存を説くようになります。

ホーソンとジュセリノ

互いに心を通わせながら、2人の仲は多難。埋められない立場・種族・力・根本的な思想の違い。
種族間の和解というテーマを象徴する2人の仲の困難。
2人の亀裂は作中で未解決のまま掲載は止まっており、なんとももどかしく心苦しい状況です。

そうした鬱屈を晴らすかのように、旦那~の世界の2人は主人公ズにも負けない位に仲むずまじく。
ろくに食えないプロボクサーの夫を支える面職人の姉さん女房。幸せな時間を過ごしてます。
ジュセリノの涙を見た後だと、旦那世界の彼らの幸せそうな姿はグッときます
こんな幸せな世界、あってよかったなぁと。

ちなみにフェブリ連載さび抜きカノジョはそんな彼らの2年前が描かれています。

旦那が仕事上で知り合いそのまま友人となる探偵、三木
三木

ピーチボーイの世界では、高鬼(高い位の鬼)未鬼として登場します。
並行宇宙の自分とアクセスできる能力を持ち、人が滅びる運命を知った彼。
(こういうトンデモない能力持ったキャラはザラに出てきます)
人が滅びない・自分が死なない未来に進むため、様々な画策を練りますが、
彼の及ばない次元で運命は動き、何を試みても破滅の道に進んでしまう。
その残酷で不毛な日々を繰り返しながら、運命という強大な敵に必至に抗っています。
運命に1人逆らうループものという点で、同時代のまどか☆マギカ(2011~)、紫色のクオリア(2009~)、
未来日記(2006)といった作品に通じるものを感じます。

旦那~世界は人が滅んだりすることもない平和な世界。相変わらず運命を憎んでいるわけですが、
事あるごとに「運命」とか言っちゃう中二病が抜けてない大人なニュアンスになっちゃってます。

三木同人

残酷な運命を強いられた前世?の反動か、ハッピーエンド至上主義に。
互いにオタク趣味で2ちゃんねる住民な旦那とは特に仲が良く平和な感じ。
旦那の弟で中身が乙女なマヨタマ氏(本名陽太)と良い仲になり、
そんな運命に戸惑いながらも受け入れている感じ。

凶子
こちらからは準レギュラー。旦那の母、今日子。
息子を「たかし」と呼ぶのは「典型的な2ちゃんねらーの母親像」カーチャンJ( 'ー`)しのパロディでしょうか。
(旦那は本名不明)
普段は穏やかな風貌ですが、ふがいない息子のケツを叩く厳しい母親の時はギョロッとした形相に。

ビーチボーチ~世界での彼女は、狂王鬼という高鬼。
高い戦闘力と凶暴性で、格上の鬼神相手にも戦闘を挑むバーサーカー。
その実態は心優しいにも関わらず、単純な性格が災いして他人に上手く利用されてしまいます。

忠

ふがいない男に娘を嫁にやった、カオルの父・忠。性格には伯父。
旦那にプレッシャーをかけつつなんだかんだで認めているようです。

ピーチボーイ~ではチュウと呼ばれる鬼。
中鬼という格の低い身でありながら、人間世界に交わり経験を重ねることで、ついには鬼神となります。
鬼の中で誰よりも人を知った彼の存在は、作品のテーマに深く関わります。
料理をするために作られた鬼であることから、旦那~の世界でも料理人をしています。

主要なキャラはこんなところですが、他にもチョイ役で出てたり、他作品から出たキャラもありますので、
そこら辺はまた次回紹介するということで。
膨大に広がるクール教作品世界をもうちょっとだけ紹介します。


ピーチボーイリバーサイド - Wikipedia
作者の作品で個別記事あるのがこれと小森さんは断れない!だけという状況。
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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

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