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ロジカルと情熱のあいだ そこをなんとか 9巻

メロディ連載。麻生みこと作。元キャバ嬢の弁護士奮闘劇。

元同僚の先輩弁護士、東海林弘明からの仕事の指名。
おめかしをする改世楽子に感じる女心。

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普段からしてるであろう身支度も、殊更強調されると、
「これから会う人を意識してるのかな」って印象になるわけで。

でもそこに恋心は、本人の中で自覚としては存在せず。
無意識の萌芽のような。
ノリはややチャラい彼女ですが、恋に浮かれる性分でなく。
あくまでも仕事相手であり、第一に優先するのは依頼者。
根底のプロ意識が垣間見えます。

そんな彼女が「いつもより目がパッチリ」と気付く、
東海林の現同僚で元恋人の中道志織
かつては仲がこじれながら、今では同志として近しい仲。
今でも意識していても、それを縮める行動には中々移れず。
想い人である以前に、仕事仲間。
楽子以上のプロ意識で毅然として接しており、
その関係性に尊さを感じさせながら
恋愛には障害になっているのかなとも。


今作の弁護士たちは、感情に動かされることはあろうとも、
それに溺れ浸る事はありません。
一方で依頼者たちは感情に揺れ惑います。
情熱だったり、愛情だったり、不信感だったり、
時に法から外れ、見放されることもあります。
その事情を慮り感情に向き合いながら、
法が彼らの拠り所になるようにロジカルに対処していきます。
その理路整然とした美しさに惹かれながらも、
一方でその中でふと見せる感情の機微が、
激情とはまた違った形で琴線を刺激しまして。


依頼人の利益のために東海林にも頼れず1人奔走し、
危ない橋に足元を救われた楽子を、
すんでの所で救ったのが東海林。

ドラマチックなトラブルでの吊り橋効果も相まってか。
普段子供扱いされている東海林からの、
「女子扱い」に心が揺れて

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しかしまぁ、チョれええ!!
普段ぞんざいに扱ってて、ちょっと女子扱いしただけで、これとか!
もう実質陥落済みの楽子さんなんですが、
普通のフォローでここまで感激するとか。
東海林先生はもうちょっと普段から彼女に愛情注いでやっても良いと思う。
女子扱いくらいいつでもしてあげて。
逆に普段どんだけ与えられてないんだっつー話ですわ。
「女子扱いしない」ってことは気心知れている証左でもあるかもですけれど。
先輩後輩の遠慮のない気楽な距離感。
それに慣れて心地よくても「女子扱い」はまた別格なのかなと。


しかし、今巻ラスト3ページだけ登場し、
いつものように楽子に粉をかけるもスルーされ、
挙句東海林ageのダシにされる、
楽子に片想いの同期の弁護士、赤星光貴
当て馬っぷりは光るものがありました。

東海林と同じ事言ってもなびかれることはなく、
楽子は「東海林の言葉を思い出し」心を揺らす
そしてそんな彼女を見て「脈あり」と勘違いする赤星。
残念ながら既にご臨終なのでありました

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効いてない、効いてないよ!
こんな残酷な単行本の終わり方があっていいのか。
どうでもいい男の前でも好きな男の夢を見ているわけですよ。
女は海ですよ。
今作で一番恋に頑張っているのが彼なのに…
現実は残酷。ヘタレツンデレに勝機はなく慈悲もない。


あと余談ですが。恋愛感情が複雑に絡みながら、
ロジカルな行動原理を取るメイン4人。
このバランスでこのまま行くのかなとも思いながら、
それまでの登場人物たちの対人関係が一気に崩れ、
そこから再構築をしエンディングに至るという流れが、
麻生みこと作品には度々起こります

そのダイナミズムが今作で怒ったら一体どうなるのか。
気の早い話ですが、今から期待と不安が入り混じります。
今作はどのような方向に進むのか。
麻生作品最長連載も見えてきて、
そろそろ結末が迫っているのかも、と考えたり。

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